憲法?法律?条例?
皆さん普段テレビなどをみていて、条例とか法令とかいろいろニュース等で
耳にすることが多々あると思います。
でもこれって法律なの何なの?とよくよく考えてみるとよくわからない人も
結構いるのではないでしょうか。
今回はそれらについて調べてみました。
ルールはいろいろあるけど、、、
法令
後に記述する法律と命令を含めたのが「法令」です。
憲法とかその他も含めて法令という場合もあるので、
簡単に言うと全部ひっくるめて法令なんですね。
法令の中でも強さがあるのでそれを見ていきましょう。
効力が最も強い最高法規と呼ばれるのは?
憲法
まず最高法規と呼ばれる一番効力が高いルールが「憲法」です。
これは皆さんご存知の方も多いかとかと思います。
憲法は国が守るべきルールというイメージですね。
社会科の授業で習った記憶があるかもしれませんが、憲法改正のためには、
①両議院でそれぞれ総議員の3分の2以上の賛成を得る。
②国民投票で過半数以上の賛成を得る。
の2つが条件であり簡単には変えられないようになっています。
・国民投票の過半数って?
実はこれ全投票数に対してなので
反対でも投票しないとそれはカウントされませんのでご注意を!
憲法をもとに作る国会でルール
法律
皆さんが一番よく聞くのはこの「法律」ではないでしょうか。
国民の生活・社会の秩序を守るためのルールです。
憲法に対してこちらは国民が守るべきルールというイメージです。
ご存知の通り法律を守らないと大変なことになるのですが、
実は罰則がない法律もあるんです。調べててよく出てくるのが
「売春防止法」というものです。
売春は違法ですが罰則はなく、あっせんをすると違法で罰則があります。
あくまで保護目的ということで罰則がないということみたいです。
法律の次に強いのが
政令
内閣が制定する命令が「政令」です。
行政による命令なので基本的には罰則がないです。
難しいですが法律の条件を詳しく決めたようなものが多いです。
政令という言葉で一番よく耳にするのが「政令指定都市」かと
思いますのでその例でみてみましょう。
・政令指定都市の決定イメージ
日本国憲法(第92条):地方公共団体の運営は法律で決めるよ!
→地方地自法(法律) :政令で決めた人口50万以上の都市は特別権限あるよ!
→政令 :この都市を政令指定都市にするよ!
こんな感じで憲法→法律→政令という強さでルールが決まっていきます。
その他の法令
その他の法令をいくつか挙げてみます。
省令
政令が内閣からの命令に対して、各省からの命令になるのが「省令」です。
省令は「府省令」という命令の一部で府省令には内閣官房令、内閣府令、復興庁例令
というものもあります。
条例
「条例」とは国ではなく地方公共団体が定めるルールになります。
憲法>法律>命令>条例の順の強さになります。
迷惑防止条例(ストーカー行為や痴漢など)や青少年保護育成条例(エロ・グロ規制)
など聞いたことがあるかと思います。
まとめ
なんとなく聞く言葉ですがとても複雑ですね、、
調べてみると他にもどっかで聞いたことあるようなルールがいろいろあります。
ニュースなどで気になってみたときは調べてみてはいかがでしょうか。